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電器屋が考える、「エアコンのカビ」について。

暑くなってきたら、暑くなる前に。。。

夏に集中しがちなエアコンクリーニングですが、

エアコン内部のカビ菌たちは、

栄養(油や皮脂汚れ等)、温度、湿度、

換気不足、冷房連続使用、などなど

どんな季節でも条件が揃うほど増殖しやすくなります。

冬も例外ではありません。

エアコンはもちろんですが、ファンヒーターや加湿器などでお部屋を暖めますよね。

室内の窓も結露するほど湿度もあります。

室内温度は22〜25度ほどになっているのではないでしょうか?

そう考えると、初夏の温度ということになります。

カビは、一年中増殖しても不思議ではないということなんですね。

当店ではエアコン点検を当店お買い上げ品に限り年1回無料で行っていまして、

内部の汚れ具合や動作チェックを行います。

①10年以上使っているのにほとんどカビが生えていないエアコン、

②1年しか使っていないのに真っ黒に汚れたエアコンがあります。

この違いはいったいなんなのでしょう?

使う量ももちろん関係しますが、

①のお宅は、築40年、間取りはリビングとキッチンが別。お部屋の掃除をまめに行っていて、毎日全部屋を窓を開けて換気しています。

②のお宅は、築10年、間取りはLDK、全室換気システムあり。夫婦共働きで学生のお子様がおり、ペットをお部屋で飼い、観葉植物が置いてあります。

2の方は、洗濯、朝食、子供の送り出し、昼は仕事で留守に、帰ってきたら夕食の準備や片付けなどで

毎日バタバタしています。そんな中、窓を換気目的で開けるよりエアコンをポチッと入れて

部屋を快適にしますよね。夏季はペットのためにエアコンは入れっぱなしに。掃除は週末まとめて。

全ての方が同じではないですが、カビの生え方の差は生活スタイルに密接に関係しているようです。

パナソニックのエアコンはカビに強い事を特徴にしていますが、

一定条件の空間での実験結果で実証しているとはいえ、

想定を超える場合はどうしてもカビは生えます。

カビを全く生やさないことよりも、2に上げた条件のうちどれだけ減らせるか、

で結果に違いが出ると思います。要は、カビとどう付き合うかだと思います。

②で思い当たるうち、1つでも2つでも、できそうなことはありそうですか?

個人的に経験で感じるエアコンカビの生えやすさをランキングにすると

1、油汚れ(キッチンが同じ間取りにある。リビングで焼肉を楽しむなどでエアコンが吸い込む)

2、冷房24時間稼働

3、ペットや植物

4、部屋の掃除不足

5、部屋の換気不足

3、4、5は甲乙つけがたい感じです。

パナソニックのエアコン「エオリア」では2020年モデルから、ほとんどの機種で

従来比2倍の高濃度ナノイーXで油分を分解、カビ菌の抑制をしたり、

未使用時でも条件が揃えばカビ抑制を自動で行う「カビみはり」機能が

搭載されています。

最長で1年しか経過していないので、本当に実使用で効果を感じるかわかりませんが、

クリーニング回数を減らせるとしたら、経済性にも効果が期待できそうですね。