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エアコン施工(一部特殊施工)

こんにちは。サカタです。

昨日に続き、エアコン交換の続きです。

作業優先なので写真が不足しているのはお許しください(汗)

無事に取り付けることができました。

 

 

 

こちらのエアコン取り付け、ちょっと苦労しました。

室内壁〜室外壁の厚みが59㎝もあります。

 

 

 

ここに、貫通パイプを3個連結させて応用して使います。

 

 

 

 

なぜ、パイプを入れないとダメなのか?

工事する人にしかわからない部分ですし、せっかくですから説明します。

エアコン施工関連で最近増えているトラブルが、壁の配管穴から外の空気が出入りすると、温度差によって室内機の故障や配管結露になることがあるんです。

もちろん、条件が揃えば、なのですが。

最近の家では高気密、高断熱、高性能になっている代わりに思いもよらないトラブルが起こることが分かってきているので、施工には気を使うことが増えました。

今回のお客様宅では、高気密ではありませんが、上記の施工基準は当店の標準施工でもあるので、面倒でもスリーブを入れる対策を出来る限りしています。自分で販売して自分で施工していますから、質の悪い工事をすれば、お客様が困って当店への信用が落ちる、悪循環に。因果応報ってやつですね。

でも、環境の変化や製品の進化によって、経験だけで必ずトラブルを回避することが難しいのも事実です。私たちは失敗から学ぶことの方が多いです。学んだらお客様にアップデートされた質の良いサービスで還元する。そう心がけています。不可避な故障で費用が発生したら、修理代は発生してしまいますが、自然故障扱いになることもある為、なるべく延長保証に加入してリスク分散の提案をします。

今回のポイントは、

1、壁の中で結露を防ぐ為にスリーブという樹脂の貫通用筒を使用

2、室内機が大きく重いので、通常より多めに壁下地へビス打ち

3、きれいな配管カバー設計

 

でした。

街の電気屋さんの仕事は幅広い知識と技術、コミュニケーション能力を必要とします。

奥深さが底知れないのですが、そこが面白いと思っています。

もっともっと細かい出来事の方が多かったりもするのですが、また今度。